大阪に異動して2か月

大阪に異動して2か月近くが経った。31歳の時に米国ユタ大学に留学する前には予想だにしなかった研究者人生を歩んでいる。今でも、私は外科医の人生を送っていたら・・・・と考えることが多い。そして、つい最近まで二度と東京以外で職に就くことはないと考え…

世界から正義が失われたのか?

ウクライナのゼレンスキー大統領の米国議会に対するスピーチを見た。当初、真珠湾攻撃を例にロシアの理不尽さを訴えた部分はで少し不快な気持ちがしたが、流されたビデオ、そのスピーチの内容に心を打たれた。ウクライナで100人を超える子供が命を落とし、責…

コロナ感染症による死亡数は報告数の3倍?!

先週号のLancet誌に「Estimating excess mortality due to the COVID-19 pandemic: a systematic analysis of COVID-19-related mortality, 2020–21」というタイトルの論文が報告されていた。2020年1月1日から2021年12月31日までの2年間の超過死亡数から推測…

結局、自分の国は自分たちで守るしかないのか?

ロシアがウクライナに侵攻して1週間以上が過ぎた。ここ数日は、ウクライナの街中での激しい爆撃の様子がテレビで流されている。欧米諸国の積極的な介入がないままに、多数の一般ウクライナ人の血が流されている。自分の国が侵略されたときには、他国の応援を…

米国の科学リーダー:フランシス・コリンズ博士が、エリック・ランダー博士の後釜に!

エリック・ランダ―博士がパワハラ問題で退任した、アメリカ大統領府科学技術政策局トップの後任人事に注目していた。予想されたことであるが、昨年末でNIHの所長を退任したフランシス・コリンズ博士が指名された。ただし、その責任をランダ―博士の下で働いて…

努力は報われるか?

努力した人が報われる世の中であって欲しい。 しかし、99%の場合、努力は報われない。 努力したこと自体を評価する世の中であって欲しい。 しかし、99%の努力は評価されない。 嘘、でたらめ、ごまかし人間を振るい落とす世の中であって欲しい。 しかし、でた…

コロナピークはマッターホルン型か富士山型か?どうでもいい議論だ!

他国のコロナ感染症陽性者数を見ると、ピークのパターンは、急増急減でマッターホルンのように急峻だが、日本はダラダラと増加して緩やかに減る富士山型になるのでは?とのような議論がされている。 日本では急峻な増加があってもそれを見ることができないの…

脊髄損傷の人が電気刺激で歩くことができる!Dream Comes True!

日本は相も変わらず、メディアがコロナ感染症で大騒ぎしている。科学ではなく、情緒が国を支配しているようだ。科学的な数字を元に科学的施策を実施して欲しいものだ。日本の科学力の地盤低下を象徴しているのがコロナウイルス対策だと思う。 そんな中、米国…

緊急事態宣言は必要か?科学的な評価のもとに政治決断を!

メディアは視聴率が優先かと思わせるような、コロナ感染症の報道が過熱している。第5波の終わりにあった、これからは重症者数が重要だったという話は吹き飛び、連日過去最多と大騒ぎしている。埼玉医大の教授も重症者はいないとテレビで語っていたし、一部の…

社会が回らないのか、施策が社会を回さなくしているのか?

「人流抑制ではなく、人数抑制」をなどと謎かけのような発言をしていたかと思ったら、「PCR検査なしでコロナと診断を」と場当たり的な対応を続けていることに、誰も批判しなくなった日本はいよいよ末期的だ。「検査と隔離」の大原則を軽視したあげく、検査が…

国の終わりの始まりか?

私のオミクロン株の広がりに対する予測は無茶苦茶甘かった。 完全ではないものの水際対策が比較的うまくいっていたと思っていたからだが、米軍基地という大きな穴が開いていたとは考えていなかった。沖縄や岩国をはじめとする米軍基地を起点とする感染の大規…

信じがたいほどの、科学力なきオミクロン騒動

明けましておめでとうございますとも言えないほどのオミクロン株騒動である。 10月1日の緊急事態宣言解除を前に「今後は重症者数に重きを置く」と聞いた記憶があるのだが、年末年始には、相も変わらず感染者数の増加一辺倒だ。オミクロン株が最初に確認され…

PCR検査の無料化が実現;コロナ陽性者数は急増するが、経済を止める必要があるのか?

JRのとある駅前でPCR無料検査が行われていた。本来あるべき姿がようやく実現されたことで、前の政権とは変わってきたと実感した。このこと自体は高く評価できることだ。しかし、市中感染はすでに広がっているので、無症状者と軽症者の発見数が増え、感染陽性…

フランシス・コリンズ・NIH所長、トランプ政権からの圧力を語る!

米国NIHのフランシス・コリンズ所長が、CNNニュースでトランプ政権からの圧力を語っていた。ファウチ博士を退任させることを迫っていたようだが、コリンズ所長はサイエンスの基本的原理を変えるわけにはいかないと拒否したようだ。科学を捻じ曲げてPCR検査を…

「日本の不思議」は「日本の科学力低下」・「日本の恥さらし」の象徴だ!

米国の駆逐艦に「イノウエ」という名がつけられたと報道されていた。太平洋戦争を経て、日米協力の象徴的な事象だ。日本語の奇襲攻撃というと聞こえはいいが、米国では闇討ちされたような印象だったので、真珠湾攻撃後、日系人は収容所に閉じ込められたとい…

日米開戦「トラトラトラ」80周年

今日は日米開戦80周年にあたる日だ。そして私も、またひとつ歳を重ねた。 米中の緊張感が高まり、きな臭さが日々高まってきている。先島諸島でのんびりと余生を暮らしたいと願っている私にとっては、台湾問題は心を不穏にする大きな問題だ。人の命という犠牲…

ブラックフライデー番外編;オミクロン株の脅威!

とうとう一番恐れていたことが起こってしまった。南アフリカを中心に新変異株オミクロンが広がっている。経口薬も期待していたほどの効果はないようだし、その影響で世界的に株安が進行している。 がんでは、新たに変異が起こり、それが他のがん細胞より増殖…

中国のゼロコロナ対策;「千丈の堤も蟻の一穴から」方針は偉い!

BBCに「Why China is still trying to achieve zero Covid」というタイトルの記事が出ている。内容的には、いつまでも厳しいコロナ対策を続けている中国に対して批判的なものだ。北京オリンピック対策や習近平主席が3期目を目指すためなど、政治的な意味合い…

科学の欠如した分科会を継続するのか?コロナウイルスに対するT細胞免疫の重要性

今週号のNature誌に「Pre-existing polymerase-specific T cells expand in abortive seronegative SARS-CoV-2」というタイトルの論文が掲載された。コロナ感染に罹患しなかった医療従事者にはコロナウイルスのポリメラーゼに特異的なT細胞が存在していたと…

愚かな学者と愚かなメディア

テレビを見ていると、ウイルスのゲノムの修復ができないので、ウイルスが死滅したとの馬鹿げた説が流されていた。ここまでおかしな説が出ると笑いたくなる。 感染した患者さんの体内では、億単位どころか、兆単位でウイルスが生み出されている。日々、万単位…

総選挙番外編―コロナ対策に見る日本の科学力劣化を直視せよ!

科学なきコロナ対策については、多く語ってきた。今日は異なる角度でデータを紹介したい。日本の専門家たちの視野狭窄が垣間見えるデータである。自ら考えることがないメディアの劣化もよくわかる。 10月24日現在のコロナ感染者数感染者の上位20か国を下の表…

なぜ減ったかを科学的に考えよ!そして、フレイル対策を急げ!

コロナ感染症陽性患者の急激な減少にも関わらず、専門家と称する人たちは、第6波に備えて病床確保が重要だと言う。一部の自称専門家は、感染者数の予測を大きく外してきたにもかかわらず、今も専門家と称して滔々と述べている。8月末には東京都だけでも1万人…

非科学的コロナ対策番外編―笑止千万、日本の科学なき第6波に備えよ。

緊急事態宣言が解除される。テレビでは急減したことはいいことだが、第6波に備えよと言う。下がった理由もわからないが、次の波に備えよというのは、非科学的なコロナ対策の象徴だ。下図は、インドネシアとバングラデシュの感染者数を示す。インドネシアのワ…

自民党総裁選挙番外編;集団免疫?

コロナ感染陽性者数が激減している。ワクチン接種が進んできたという理由だけでは説明できないレベルの現象である。ワクチン接種が進んでいるとは言えないインドネシアやバングラディシュでも日本と同様に激減しており、マレーシアやタイでも大きく減少しつ…

ポストパラリンピック番外:コロナ陽性患者急減少は謎か?

コロナ陽性患者数が急速に減少してきた。その理由として ワクチン接種 行動制限 夏休み期間による人流減少 などが挙げられているが、これだけでは説明は難しい。 ワクチン接種は一定の効果をあげていることは確実だが、人流抑制は疑わしい。銀座や渋谷でも人…

オリンピック・パラリンピック番外編;異物ワクチン接種問題のお粗末さ

今朝も、異物混入ワクチンの接種を受けた40代男性が2回目の接種翌日に死亡したことが報告されていた。どこから異物が混入したのかわからなければ、その製造工場で作られたワクチンは、常識的には全面不使用にすべきである。同じロットのワクチン接種を受けた…

パラリンピック開会式:日本の新規感染者数は世界4位!誰が対策を決めているのか?

世界の1日新規コロナ感染症ランキング 1. 米国 2. イラン 3. イギリス 4. 日本 5. ロシア 6. トルコ 7. フィリピン 8. マレーシア 9. タイ 10. ブラジル 11. インド 12. ベトナム 13. イスラエル 14. インドネシア 15. …

パラリンピック番外編ー1;政治に救世主が必要だ!

横浜市長選挙では、野党候補が大勝し、総理の側近だった候補は完敗した。勝利した候補がコロナ対策の専門家とは思えないが、その点を強調しての選挙戦の結果だ。選挙結果をそのまま衆議院選挙に当てはめれば、政権交代も起こりうるような状況となってきてい…

東京オリンピック番外編最終:コロナ対策の大変換を!

東京オリンピックは無事?終わった。バブルは機能していたとは思わないが、来日前にPCR検査を受けて陽性者を可能な限り抑え込んだ結果だと考える。もちろん、厳しい行動制限が寄与したことは間違いないが、PCR検査によって無症状感染者を見つけることの重要…

東京オリンピック番外編―4

私の予想値をはるかに上回るペースで感染拡大が起こっている。 そこで、政府は入院制限という、「安心・安全」とは真反対の手に出た。医師が認めた場合は入院できると言うが、急変することが明らかな感染症に対してあまりにも無責任な対応だ。しかも、分科会…