花咲く日を迎えるために;分科会 VS 官邸

オリンピックの観客を上限1万人にするかも?との報道があった。ビックリ仰天の発想だ。感染症の専門家 VS 官邸の戦いのヒートアップが予測される。

英国のジョンソン首相がインド株(デルタ株)に警鐘を鳴らした。感染者も死者も増える危険性を指摘していた。ドイツのメルケル首相が、オリンピックのリスクを容認しているようには思えない。昨年の感情のこもったスピーチは記憶に新しく、現在の日本の感染対策に合格を出しているはずがない。そして、日本では感染者数が減っているが、下げ止まりとともに感染者に占める若年層の割合が増えている。この世代にはワクチンは届いていないので、高齢者の接種が終了しても、緩めると感染急拡大のリスクは非常に高い。

20日ころに公表すると言っていた分科会(あるいはその有志)のコメントに注目が集まる。無観客にしなければ責任をとれないと言って、辞表を叩きつけるくらいの覚悟があるのか、専門家の矜持が問われる。

f:id:ynakamurachicago:20210615202511j:plain