コロナ感染症の持続症状

Nature Medicine誌のオンラインで「Post-acute COVID-19 syndrome」というタイトルの総説が報告されている。

 タイトルにあるように、急性期を過ぎて、PCR検査が陰性になっても(陽性と判定されてから4週間以上たっても)残る症状をまとめたものだ。全身症状としては、倦怠感、生活の質の低下、筋力低下、関節痛などがある。全身倦怠感は35-64%の割合で認められ、3人中1-2人という高率である。関節痛は5-27%となっている。

 呼吸器症状としては、息苦しさは11-43%で残るようだ。咳は15%前後で持続している。胸痛は5-20%、動悸は約10%で継続する。神経精神的な症状としては、不安・うつ、不眠症が約20%、頭痛が2-18%となっている。味覚・臭覚異常は10-20%の患者で続くようだ。

脱毛は約20%に起こっているようで、意外に多い。脱毛や味覚・臭覚異常が続けば、不安やうつにつながる。私はインプラント治療を受けた際に、副鼻腔に穴が開いて炎症が起こり、1か月ほど全く匂いがわからなかった経験がある。車の芳香剤を鼻先に近づけても全く匂いを感じなかったのはショックだった。動物は本能的に臭いで危険を察知するようにできているが、食事の際にも何も匂いを感じないことはかなりのストレスだった。

日本は、特に、大都市圏では確実に第4波に突入している。緊急事態宣言が発出されるだろうが、1年以上経過しても対策は変わらない。非科学的な対策をいつまで続けるのか?日本はすでに先進国ではなくなったのか?

「徹底的検査と隔離」対策ができなければ、ズルズルと日本は後退していく。政治に危機意識は芽生えないのか!

f:id:ynakamurachicago:20210420195020j:plain

f:id:ynakamurachicago:20210420195205j:plain