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北朝鮮危機が他人事な日本

シカゴに戻ってきた。気温も20度と心地よい。木々も緑に色づき、本格的な春の訪れだ。今回は、東京1泊、京都1泊、北京3泊、東京2泊と移動が多く、体にはかなり負担がかかった。同じ時間枠でも、東京にずっと滞在しているより、倍以上疲れた。北京と東京で、中国と韓国の企業合計4社との会合を含め、7回の会合を持った。これに、立命館大学での講義、国際胃癌学会での講演やレセプションが加わる。北京から戻る機内では、首や背中の凝りがひどく、吐き気がしてきたので、何とか時間を見つけ、行きつけのマッサージ店に行き、1時間集中的に首と肩の凝りをほぐしてもらった。おかげで、帰りの機内では熟睡することができた。

 

たどり着いたマンションのエレベーターで「どこに行ってきたのか」と尋ねられたので、「日本」と答えたところ、「グレート。日本食は大好きだ」と返ってきた。「そうだ」と答えたが、京都では中華、北京では中華+イタリアンで、日本食を食べたのは1回だけだった。なんだか、残念だ。寿司、天ぷら、うな丼が食べたい!

 

25日の北朝鮮の動きは気になっていたが、原爆実験もミサイル発射もなく、とりあえずは一安心だ。しかし、いずれかが起これば、トランプ政権は行動に出るだろう。こんな状況下、日本では、自民党議員のスキャンダルで、野党が元気づいているようだ。復興大臣の発言は論外だし、これだけ続くと辞任は避けられない。広島の議員の下半身の問題など、国政レベルで考えればどうでもいいことだ。民進党の前身である民主党でも、総理になった人にも、派閥のリーダーにも同様のスキャンダルはあった。国会で取り上げる話ではないだろう。

 

国際情勢は流動的だし、経済も一寸先は闇の状況だ。米国では科学研究費予算の20%減の行方次第では、多くの研究者が職を失うだろう。それは、米国に滞在している優秀な日本人若手研究者を呼び戻すチャンスを生むだろう。選挙のことしか頭にない国会議員たちは、自分が目立つために、ワイドショー的な振る舞いとなっている。嘆かわしいことだ。国のことを真剣に考えて欲しいものだ。

 

左翼的なテレビは、「忍耐強く、会話で北朝鮮を説得することが大事だ」と繰り返して言っていた。クリントン政権の時に叩いておけば、北朝鮮は原子爆弾や水素爆弾をもつことも、大陸間弾道弾を手にすることもなかったのだ。10年後に、原子爆弾を100発もった北朝鮮が日本を恫喝してきたらどうするのだ。わずかの滞在だったが、能天気に平和を説く日本のコメンテーターたちの発言を聞いていて、戦後の教育は歪んでいたと思えてならない。危機が現実となった時、日本は日本を守ることができるのか?

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