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世界大学ランキング2017

タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education)が世界大学ランキングを公表した。日本では意図的かどうかわからないが、THE世界大学ランキング日本版がメディアで取り上げられているようだ。目を背けたくなる気持ちもわからないわけではないが、日本の大学の世界ランキングは目を覆いたくなるような状況となっている。

 

1.オックスフォード大学 (イギリス)

2.カリフォルニア工科大学 (アメリカ)

3.スタンフォード大学 (アメリカ)

4.ケンブリッジ大学 (イギリス)

5.マサチューセッツ工科大学 (アメリカ)

6.ハーバード大学 (アメリカ)

7.プリンストン大学 (アメリカ)

8.インペリアルカレッジロンドン(イギリス)

9.スイス工科大学―チューリッヒ(スイス)

10.カリフォルニア大学バークレー校 (アメリカ)

10.シカゴ大学 (アメリカ)

と多少の上下はあっても、お馴染みの顔ぶれだ。

 

10位より下のアジアの大学をリストアップと、

24.国立シンガポール大学(シンガポール)

29.北京大学 (中国)

35.清華大学 (中国)

39.東京大学 (日本)

43.香港大学 (香港)

49.香港科技大学 (香港)

54.新加坡南洋理工大学 (シンガポール)

72.ソウル国立大学 (韓国)

76.香港中文大学 (香港)

89.KAIST (韓国)

91.京都大学 (日本)

となる。

 

東京大学はアジアのトップに返り咲くことなく、4位と沈んだままだ。100位以内には、中国+香港5大学、シンガポール2大学、韓国2大学、日本2大学であり、大学教育で見る限り、日本はアジアの盟主とは言いがたい。香港やシンガポールは英語圏であるので有利だとしても、東京大学が中国北京にある2大学の後塵を拝している事実はしっかりと受け止めなければならない。メディアまでもが、世界ランキングから目をそらし、THE世界大学ランキング「日本版」を主に報道しているのは理解しがたい。コップの中の競争ではなく、国際的な視点が必要なはずだが、どうしたことか?日本で3番目でも、世界では200位以内にも入っていないのだ。日本の国際的な地位の低下は否定できない事実であり、大学のランキングの低下は、将来の日本の国際競争力低下につながるはずだが、あまりにも疎いのではないのか?

 

これでは、アジアの若者にとって日本の大学に留学することが魅力的でなくなる。このまま低下が続くと、長期的に見れば日本にとって大きなマイナスであると判断し、それに対応することが必要だ。優秀なアジアの若者が集まり、その人たちと人間的なつながりを持つ事は、必ず、国の将来の発展に寄与するはずだ。東京大学在籍時に受け入れた国費留学生(日本の支援で留学してくる学生)は非常に優秀であった。彼ら・彼女らは母国に帰っても、日本に残っても、その国の人たちとのパイプをつなぐ上で重要だ。信頼関係のある人間関係なくして、国と国の友好関係を築き上げるのは困難だ。もっと国際的にも魅力のある大学にすることが急務だと思う。

 

日本の大学の世界ランキングが低下していることは、国レベルで対策を練るべき大きな課題であるはずだが、目に見える対策が練られているようには見えない。森友学園に膨大な時間を費やしている日本だが、あまりにも非生産的な気がする。朝鮮半島では、南も北も不安定な状況で、次の核実験も近いかもしれない。戦争の悪夢の可能性もゼロではない。日本の米軍基地にミサイルが飛んでくればどうするのか?それに核爆弾がついていたらどうするのか?まったく危機管理ができていない。アメリカの政治もおかしいが、日本のそれは喜劇的な要素がてんこ盛りである。本当にこれで大丈夫か、日本の将来は

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