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オバマ大統領、シカゴ大学で講演

雑事

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今日の午後3時前から、オバマ大統領の講演会がシカゴ大学で開催された。法学部主催で、招待されたものしか参加できなかったので、残念ながらウエブでその様子を眺めるしかなかった。内容は、連邦裁判所の裁判官任命問題がメインテーマであったので、よくわからない部分もあったが、欠員ができた裁判官の任命をオバマ政権の間にするべきかどうかを巡って議論されていることもあり、発言には非常に慎重であった。

 

シカゴ大学で教鞭を取っていたころの懐かしい思い出から入り、質疑も含めて1時間少しだった。私は2006年に当時上院議員であったオバマ氏が「Genomics and Personalized Medicine(ゲノムとオーダーメイド医療)」法案を提出した直後から注目していたので、ぜひ、一度お会いしてみたい。私の研究室にいる日本人留学生には、オバマ大統領を一目見たいというミーハーはいなかったが、不思議なことに中国人留学生はオバマ大統領を見てみた~いと騒いでいた。

 

質疑応答でも、学生たちの質問には軽妙に受け答えしていた。若い学生を励ましつつ、ジョークも交えながら、なかなかのものだ。しかし、質問を受ける相手を「GirlとBoy、交互に」と言っていたあたりは、男女平等に配慮をしている米国らしい。私など自然に振る舞えばいいと思うのだが、やはり、意識しないと不平等という批判を受けるのだろう。

 

昔は白人男性しか選挙の投票権はなかった。そして、女性にも選挙権が広がり、今は、米国民には平等に選挙権が与えられた。このようにして、米国でデモクラシーは発展してきたのだと語った部分には感慨がこもっていた。投票率が低くなっている現状を少し嘆いていたが、日本も、金持ちの男性だけに認められていた選挙権が、全男性に、そして、女性にも広がったという歴史を忘れてはならない。一票を投じる権利は黙って手に入れたものではない。投票という権利を、もっと大切にすべきなのだ。

 

共和党からはオバマケアに対する批判が強く、大統領候補もオバマケアをなくすと言っているが、国民皆保険になじんでいる私には、平等に医療を受けることができない米国の姿が異質に見えてならない。

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