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大阪府知事・市長選挙;大阪維新圧勝

雑事

今朝起きて外を見ると、銀世界に変わっていた。一晩で一変した景色を見ながら、故郷大阪の政治の景色は変わるのか気になってニュースを見た。直前の予想通り、大阪府知事・市長選挙で、橋下維新圧勝と出ていた。投票締め切り直後に、当確と出ていたようなので、選挙戦が始まる前の予想を覆す大差のようだ。得票数が出るのを待っていたが、知事選挙では、2:1で百万票の差、市長選挙では約20万票(20%)の差がついていた。

 

選挙戦は、「維新」対「反維新」と煽られていたが、実質的には、橋下徹市長が好きか、嫌いかを問う人気投票のような感じで、政策的な議論はほとんど伝わらない。多くの日本人が、「このままでは日本の将来は大変なことになるのでは」、との漠然とした不安を抱えている。言語も意味も不明瞭な政治家の中にあって、橋下徹という政治家は、強烈な個性で現状を打破してくれるのではという期待を抱かせるのである。もちろん、反対派にとっては脅威となる存在だ。

 

数年前、このままでは大変だ、日本を変えなければ、という期待を一身に背負ったのが民主党政権の誕生であったが、政権運営があまりにもひどすぎた。今でもそうだが、組織として決定し、動いていることに平気で水を差す人たちがたくさんいる。確かに、今でも、訳の分からない言動を繰り返している元総理がいるが、民主党という看板を背負っている限り、あの総理の幻影が付きまとい、国民は政権を託そうという気持ちには絶対にならないと思う。

 

私は、日本の医療はこのままで持続可能なのかという問題を提起し続けている。医療費の削減を第一義として、経済の論理だけで政策の方向性を決めた場合(現在の議論はそのようにしか見えない)、必ず、医療の質の低下をきたし、介護体制は今より、さらに悪化するように思う。残念ながら、橋下維新からは、国家レベルでの医療問題が提起されてはいない。大阪市は全国の中でもダントツで生活保護世帯数が多く、生活保護世帯の医療費は全額が公的資金で賄われる。医療福祉費の問題は国の財政でも、地方公共団体の財政でも、非常に重要な課題のはずだ。

 

大阪から日本を変えるというならば、日本全体の医療福祉対策に対するビジョンは不可欠だ。近い将来、国政に復活するという決断をするなら(都構想の敗北時に行った引退宣言を撤回するのは潔くないという思いは拭えないが)、医療福祉対策もしっかりとしたものを打ち出してくれるものと願っている。

 

今回の大阪の選挙への感想は、「選挙のためなら、主義主張が異なっても協力をする」、そんな「目先の利益」優先主義の敗北だと思う。国政レベルでも、国益無視で離合集散し、自分の当選のことしか考えないような方策を取ると、今回の二の舞になるだのは確実だろう。

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