若者が元気になる社会を!

今、またまた、オヘア空港にいる。今回は、今日から17日にシカゴに戻るまで、結構な長旅となる。3週前のNIHへの出張以降、慌ただしく日が過ぎて、来週の3回の講演会の準備も完全にできてはいない。これから、飛行機の中や東京・名古屋の往復の新幹線内で発表スライドのチェックをしなければならない。また、学生から預かっている論文を仕上げる必要がある。あれもこれもと考えるだけで気が重くなる。この15年くらい、年間数十回の出張をこなしてきたが、どうも出張前は気持ちが落ち込む。特に、長期の出張前は、それがひどい。

 

シカゴは、すでに紅葉が始まり、戻る頃には落葉が始まっていると予想される。10月に入って急に冷え込み、アパートでは、すでに3-4日前から、冷房から暖房へと切り替わっている。朝夕の通勤にはコートが必要である。これから、長い冬が始まると、朝焼け、夕焼けは素晴らしく美しくなるが、寒さは年々苦手になる。

 

年末にあと3名が研究室を去るが、研究室は人の入れ替わりがようやく落ち着き、まるで、新学期が始まったかのようだ。現在の研究室員の国籍は、日本、中国、韓国、ベトナム、インド、トルコ、ギリシア、エチオピア、ナイジェリア、米国となった。

 

日本から来ている人たちとその他の人たちを比較すると、いい意味での将来に対する貪欲さが全く異なっているように思う。日本から来ている人たちの多くは、医局という拠り所と呼ぶべきか、戻る場所と呼ぶべきかわからないが、次を心配しなくていい。そのためか、今何かをやり遂げなければならないという迫力に欠けるような気がする。その他の人たちは、次にステップに向けた緊迫感がある。

 

常にストレスを感じていることがいいとは限らないが、自分がなりをやりたいのかという人生の目標をしっかりもって、それに向かってがむしゃらに頑張って、ストレスなど跳ね飛ばして欲しいものだ。必死さに欠けている原因は、若い世代の責任だけではなく、頑張れば報われるという制度設計ができていないことが、大きいのかもしれない。

 

何度も繰り返しているが、日本には公平な評価制度が欠けている。「寄らば大樹の陰」で大ボスの下にいると、常にエサが供給されるような制度では、努力が報われない。結果の平等性を求めて、不平等を生じさせるのではなく、機会を平等に与え、結果は厳正に評価する。そして、成果を挙げれば、それに見合ったポジションが得られる。そんな社会にしなければ、日本から活力が失われる。

 

もう、飛行機に乗らなければ!!

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