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反省なきメディア;笹井先生の死は何だったか?

STAP関連

笹井先生の死から1年が過ぎた。どこかのメディアが、STAP細胞の悲劇を振り返って、当時の理不尽に加熱した報道姿勢を反省した特集でも組むのかと思っていたが、期待は見事に裏切られたようだ。グーグルのニュース検索で調べた限りでは、何もヒットしなかった。これでもか、これでもかと容赦なく一方的に責めたてて、死に追いやるような報道をしても、その検証をすることなどない。他人には第三者委員会で検証しろと舌鋒鋭く迫るが、自分のこととなると頬かむりする。報道機関としての規範や誇りはないのか?

 

政治を眺めていても、野党の議員など、どこの国の政治家なのかと思うことが多すぎる。朴大統領の妹が日本を擁護している報道と共に、野党の党首が安倍内閣批判を韓国でしているさまなど、まるで漫画的だ。不健全な、不思議な社会になったものだ。韓国は旭日旗を非難するが、朝日新聞社の社旗は絶対に非難しないのも七不思議の一つだ。

 

最近、「Low and Order」という番組にはまり込んでよく見ているが、口の達者な、詭弁を弄する弁護士が、犯人に無罪を勝ち取るケースが時々ある。何とも言いようのない不快な感覚が残るのだが、次回は悪い奴を必ず有罪にして欲しいと念じつつ視聴してしまう。後味が悪ければ見なければいいと後悔するのだが、ついつい見てしまうのは人間の性なのか?

 

その点、「水戸黄門」「遠山の金さん」「大岡越前」を始め、「相棒」に至るまで、日本のドラマは必ず悪が罰せられるので、安心して見ていられる。私が単にそんな番組だけを見ていただけかもそしれないが。しかし、正しい行動をした人間が真っ当な評価を受ける社会でなければ、社会は荒んでくると思う。大金を叩いて、頭が良くて口の達者な弁護士を雇えば、黒を白にできる社会など望ましいわけがない。メディアが販売部数を増やすため、視聴率を稼ぐために、面白おかしく事実を捻じ曲げ、一を百に誇張するような報道姿勢が続くようでは、日本の将来は危うい。

 

このブログを書きながら、笹井先生の死から一年が経過した今、何もなかったかのように時が過ぎ去っていくのが残念でならない。これでいいのか、日本のメディアよ!笹井先生の死を無駄にしないでほしいと願うと共に、改めて笹井先生のご冥福を心から祈りたい。

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