民主党の迷走

民主党の岡田代表が、鳩山政権の外相として関わった普天間移設問題に対して、「(移設が)現実に可能との自信がなかったので、注意深くマニフェストから県外移設との言葉をのぞいた。それを鳩山さんが選挙で(県外、国外移設と)言った。首相になってからも何度も言った」と批判したと産経新聞にあった。

これに対して、鳩山氏は、(岡田氏が外相のときから「県外移設は不可能」との考えだったと語ったことに対しても怒り心頭の様子で、「だとすれば、私が外相就任を求めたときに『私はできません』と断るべきだった。首相の言葉は大変重い。それを実現するために外相として任命したのだから、とことんやってくれなきゃ困る」と不満を漏らした。)と、これも産経新聞に出ていた。

元総理に関しては、あきれるしかないが、この岡田氏に対するコメントは正しいと思う。自分が外務大臣の立場にあったことを忘れて、すべて元総理だけの責任にするのはおかしい。首相の発言が容認できないなら、外務大臣の職を自ら辞すべきであったはずだ。「元自民党員だから」という別の民主党幹部の発言も含め、自らの党が代表として選び、その結果として総理大臣の職についたことを忘れてもらっては困る。

また、別の記事に、「辻元清美氏が代表を狙える」と岡田代表が語ったとあったが、これなど仰天記事である。私の感性が、日本国民を代表しているとは言い難いが、私には信じがたいコメントであった。永遠に野党であることを願っているなら別だが、この人を総理大臣にしたいと思う国民がどれだけいるのだろうか?本気で「もう一度政権を」と狙っているならあり得ない発言だと思う。

与党のやっていることを批判するだけで、建設的な提言ができなければ、二度と国民が期待することはないだろう。政権運営をする際の基本的理念がなかったことが、民主党政権への失望・絶望につながり、選挙で惨敗を喫したことがわかっていないのではなかろうか?安倍総理が戦後70周年談話を出せば、それを批判して騒ぐのだろう。しかし、それよりも、民主党としての戦後70周年談話を公表して、国民にどちらが格調高く、心に伝わるのか、競ってみればいいと思う。

かつて、対案も出せずに、自民党の案に反対するだけの党があったが、その党はもはや風前の灯火だ。政策で競うような二大政党制を目指して小選挙区制にしたのではなかったのか?

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