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驚異の歯科治療費

シカゴ 医療(一般)

昨日で2年間通い続けた歯科治療がひと段落した。抜歯・インプラント・虫歯治療で2年間に自分のポケットから出ていった治療費は200万円を優に上回る。お金が貯まらないのは無理もない。昨日の最終回など、小さな虫歯を2本、30分程度かかっただけなのに治療費は10万円だ。保険でカバーされているとはいえ、4万円弱を自分で支払わねばならない。美味しいステーキが10枚食べられる額だ。日本の歯科治療費とは一桁以上異なる。マレーシアから来ている研究員は、飛行機で往復してマレーシアで治療してくる方が安いと言っていたが、それも頷ける。

 

それにしても、歯科保険(医療保険とは別になっている)は大学で申し込みができる最高のものにしているのに驚きの高額だ。医療保険など、この歳になると何が起こるかわからないので、これも最大限にしているが、3年間1度も利用していないので、もったいない限りだ。インプラントは、日本でも自費診療だから仕方がないが、2年前に差し歯が根元から折れて、抜歯を受けた時には40万円、自分のポケットから10万円だった。支払いをするとき、いつも、しっかり歯磨きをしなければいけないと痛感するが、すぐに忘れてしまうのが問題だ。

 

ただし、私にとってありがたいのは、土曜日も診察していること、朝7時から診療していることだ。歯科は、昼間だと大学から車で片道40-50分かかるので、余裕を持って出かける時間、予約していても待たされる時間を含めると3時間は見ておかなければならない。土曜日の朝だと20分程度で通えるし、大学の予定を気にしなくともいい。しかも、インプラントの治療費は、価格交渉でかなり値引きしてもらった。スーパーなどで、3個買うと1個おまけという仕組みがあるが、歯科でも同じだ。こんなことで値切る私もどうかと思うが、さすが自由主義の国だ。

 

それにしても、私が小さいころとは、歯磨きの習慣は随分変わったものだ。「朝起きしてすぐ歯磨き」と教えられたが、朝・昼・夕方、食事の度に歯磨きなどという習慣はなかった、と思う。我が家だけかもしれないが、小学校で教わった記憶もない。これだけ頻回に歯磨きをすると、コンビニの数よりも多いと言われている歯科医は仕事がなくなるのではと、他人事ながら心配してしまう。

 

歯の治療が終わったことで、一安心のはずだが、ひとつ問題が生じた。6日月間で体重が3キロも増えてしまったことだ。思い当たることが一つある。歯に問題が生じたころから、固いものを食べないようにと歯科医から言われたので、固いものを控えていた。私が大好きなピーナッツなど厳禁だった。その反動で、固いものにOKがでた半年前から、ピーナッツを食べ始めた。米国で販売されているものや中国産も美味しくない。ピーナッツと言えば、千葉産に限る。日本に帰るたびに買って帰り、自制心なく食べているうちに、3キロ増えていた。油断大敵だ。また、70キロ切りを目指せねば。

 

ピーナツだけでなく、お米や果物、お菓子など、シカゴでは何でも手に入るが、やはり、日本産のものがはるかにおいしい。同じ「こしひかり」でも、日本産ものが各段に美味しい。イチゴ、柿、なし、桃など、日本産は段違いにおいしい。トヨタ・日産・ホンダ・マツダの自動車と同じで、農産品も品質で勝負すれば絶対に勝てるように思う。1個50円の米国産リンゴより、1個300円の日本のリンゴの方が絶対に価値が高いと思う。

 

あと1週間で、シカゴに来て3年になる。本当にあっという間だった。後悔するのは、この歯科治療費の高さと米・果物・ピーナッツの恋しさだ。