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いつ日本に戻るのか?

明けましておめでとうございます。シカゴは、年が明けた途端に厳しい寒波の到来が予測されている。最低気温予想は、日曜日マイナス16度、月曜日マイナス13度、そしてマイナス17・19度と続いている。翌週にはマイナス30度近くなりそうだ。私は寒さが苦手なので、この温度予測を目にするだけで気持ちが落ち込む。

オフィスの室温も時々手がかじかむほど冷え込む。そうなると、シカゴに来てから「優しいお父さん」になっている私の機嫌が悪くなる。体が冷えると、体がだるくなり、頭が回らなくなり、仕事の能率が一気に落ちてきて、「我慢」の閾値が下がってくるのが、自分でもわかる。寒いと血糖も高くなるので、これ以上の悪化は問題だ。

寒さを愚痴っているせいかどうかわからないが、先日、食事に一緒に出かけた研究員から「Yusukeはいつ日本に帰るのか」「どこか暖かいところに移動するのか」「いつまでシカゴにいるのか」とシカゴ大学の職員に最近尋ねられることが多くなったと言われた。日本に帰国するたびに、多くの方から「いつ戻ってくるのか」との質問を頻回に受けていたが、シカゴ大学でも話題になっているとは驚いた。アパートの部屋も、借りているのではなく、買ったのにも関わらず。寒さへの愚痴も控えねばならないようだ。といっても、マイナス30度は厳しく、沖縄やメキシコのカンクンが恋しい。

また、私が日本に戻るかどうかを尋ねてくる人には、期待をこめて質問する人と、警戒する気持ちを押し殺して質問をしてくる人がいるように思う。後者の方が多いようだが、どちらに属する人も私を過大評価しているのではないだろうか?私には、日本の研究体制・予算や日本の医療の仕組みに影響を及ぼすだけの力は残っていない(と思う)。それでもなお、新年の挨拶メールでも、複数の人から、いつなのかを聞かれたが、もう研究室を引っ越す精神力は残っていない。

私には、基礎研究・臨床研究に関わらず、もうしばらく継続したい研究はある。権限のない管理職など、真っ平御免だ。どこで研究するのかは、気候・室温条件の問題ではなく、研究環境が最大の優先事項である。もちろん、シカゴ大学よりも格段に秀でた条件の提示があれば、日米問わず、一考することは否定しないが。

今後は、自らの研究の成果を積み重ね、如何に社会に還元するか、を考えて生きてゆきたい。今年の目標は、自らの研究室では、免疫ゲノム遺伝学研究分野と創薬研究をさらに進めることであり、会社に期待しているのは、臨床試験の進展である。

今年も、日本に帰国しての講演会予定が6回ある。渡米する前の10年間は、旅芸人のように日本中を駆け回り、年間50-60回講演をしていたので、それと比べると、米国での講演を加えても5分の1程度だ。しかし、帰国するたびに、ほぼ毎日会食があり、運動不足となり、ついつい食べすぎて体重が増える傾向にあるので要注意だ。

がん患者さんの笑顔を見るまでは健康に暮らように努めねばならないので、健康にはさらに留意するようにしなければ。友人・知人から送っていただいた防寒着とホッカロン(日本では考えられないホッカロンの消費量だ)を身にまとい、あと2-3か月この寒さを乗り切りたい。マイナス30度を考えるだけでも、憂鬱だが。

2015年初日の出

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