シカゴで人気の乗り物:DIVVYとUBER??

DIVVYは分かち合う、山分けするという意味の英語であり、シカゴでは自転車をシェアする公共のシステムを意味する。シカゴではダウンタウンの少し北から大学のあるハイドパークにかけて、写真にあるような駐輪場が約300か所存在する。借りた所に返却する必要はなく、どの駐輪場に戻してもいいので、市内観光をする場合には順々に乗り継いで楽しむことができる。1日乗り放題で7ドルと手ごろであり、タクシーなど使うよりお得である。また、春から秋にかけての天気の良い日には、至極快適である。ただし、1日乗り放題と言っても、貸し出ししてから30分以内に駐輪場に返却しないと追加料金がかかるので、借りる際には30分以内に行けそうな次の駐輪場をちゃんと調べておく必要がある。

f:id:ynakamurachicago:20140710094351j:plain

 

市内観光だけでなく、シカゴ市はサイクリングを売り物の一つにしてミシガン湖に沿ってサイクリングロードが整備されているので、美しい湖を眺めながら、1-2時間ゆったりと自転車を楽しむのもいい。私も試しに借りてみて、湖岸を吹き抜ける風を受けながら、心地よい時間を過ごしたことがある。しかし、サドルがあまりにも固く尾底骨付近が痛くなって2-3日座るのも大変だった。また、最後に借りた自転車がパンクしていたため、結構苦労した。シカゴに来て自転車に乗る際にはこれらの点は十分に注意してほしい。

UBERは、米国やヨーロッパの大都市で行われている、スマートフォーンによる配車サービスだ。日本でもサービスを始めたと聞いているが、もはや日本の状況はよくわからない。私はタクシーの配車サービスだと思っていたが、ハイヤーの配車サービスも行っている。また、UBER独自で契約している車(UBER-X)もあり、自分の希望する種類の車を手配してもらうことができる。ダウンタウンでは流しのタクシーがたくさん走っているので、タクシーが必要な場合には簡単に見つかるが、大学近辺でタクシーを見つけることは非常に難しいので、大いに助かるし、研究員たちにも大人気である。

以前に知人と食事をした際に、ダウンタウンのホテルに戻る知人のためにタクシー会社に電話で配車を依頼したことがある。電話では20分で来るはずであったが、30分経っても、45分経っても、1時間経っても来ず、電話をするたびに「あと数分」(まるで、「蕎麦屋の出前」みたい、と言ってもこんな言葉が通用しない人が多くなった)と言われ続けたことがある。とうとう諦めて、私がその知人をホテルに送り届けたが、翌日、私の車のタイヤに釘が刺さり、空気が抜けていた。タイヤの下面ではなく、側面なので人為的なことは明白であった。アパートの駐車場は守衛がおり、防犯カメラも設置されているので、夕食時にレストランの駐車場でやられたと思われる。タクシーに何の責任もないが、タクシーがすぐに来ていてくれればこんなことにはならなかったかも・・・・と、ついついタクシーを責める気持ちになってしまった。 

話は戻るが、行き先を告げても返事なく、チップをあげても「Thank you」の一言も言わず、不快感が残ることの多いタクシーと比べ、UBER―Xの運転手は愛想もよく、応対もにこやかで気持ちがいい。したがって、最近はダウンタウンに食事に行く際にはUBERを利用している。呼べばすぐに(数分から10分程度)来てくれるし、料金はタクシーの7-8割である。自分で運転してダウンタウンい出かけると(1)駐車場探しが大変、(2)駐車料金が高い、(3)お酒が飲めないので、UBERは非常に使い勝手がいい乗り物だと思う。 

しかし、みんなが喜んでいるかというとそうではないらしい。ヨーローパでは、職域を侵されるとタクシー運転手が反対運動を起こして騒動が起きている。資格が必要なタクシーの運転手にとっては、自分たちの生活が脅かされるので、個人レベルで乗合制度のように勝手に営業されては迷惑と思う気持ちはわからないでもない。ネット社会の進展が、これまで考えられなかったビジネスを作りだそうとしている。既得権 VS 新しいビジネスモデルといったところか?米国でも訴訟沙汰になっているようだが、利用者側からみると、UBERは非常に歓迎される仕組みである。是非、サービス内容で競ってほしい。

 

f:id:ynakamurachicago:20140710094615j:plain