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ANAとJAL

雑事

日本から留学している医師の義父が急死したとの訃報が入ってきた。このような時、心は急くが日本に一時的に帰ることは容易ではない。まず、再入国のビザの証明を取る必要がある。また、搭乗まで1週間を切ると、座席の確保が難しい上に、航空運賃が2倍くらい高くなる。子供さんが4人いるので、6人分の費用は中途半端な額ではない。幸い、このようなケースをカバーする保険に入っていたので、費用の問題は2日後(週末に何かがあっても何も動かない)に解決した。保険でカバーされない場合、奥さんだけが帰国という選択も考えていたようだが、まずは、ひとつクリアした。

次は、座席の確保で、ANAとJALに連絡した。JALは事情を説明しても、「それがどうしたの?」といった様子で、明後日の便しか手配できないとつれない対応。おまけに、電話で予約すると、さらにひとり20ドル追加手数料がかかると言われたそうである。他の会社に聞いたほうが選択肢があるのではとのこと?また、米国で飛行機のチケットを購入すると、米国の住所で登録されているクレジットカードしか使えないと言われる。JALは例外はないとつれない。彼はそれに必要な額のドルを入金していなかったので困り果てる。私を含めて研究室の人は、そんなことは心配しなくていいと落ち込んでいる彼を励ます。

しばらくして、ANAに電話して、事情を説明したところ、非常に親切に対応してくれたし、明日の便を何とか手配してくれるとホッとした表情になる。クレッジトカードも緊急事態なので日本のものでいいとのこと。また、「お子様が多いので、世話係を手配しましょうか」とも申し出てくれたと感謝していた。JALが米国流で、ANAはそれから外れているのか?決してそうではない。米国では、親が危篤で故郷に帰ろうとしていた人が、飛行機が遅れ、乗継ぎ便に遅れそうになったところ、航空会社の職員の連携で出発を少し遅らせて間に合ったという美談がニュースになったことがある。仕事より家族が大切、それが米国だ。

しかし、誰が考えても、このJALの対応は腹立たしい。大阪に住んでいた両親が急病になったときには、私は東京ー大阪間の新幹線でさえ、非常に長く感じた。まして、突然、お父様の訃報を聞かれた奥様の気持ちになれば、どれだけ早く日本に帰りたいか、想像に難くない。そんな時、人の暖かさに少し触れるだけでも、悲しい気持ちを楽にさせてくれると思う。そんな心遣いのできない会社に税金を投入する必要があったのか?

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