雑事

「オリンピック開催中止発言」は親中と親米の綱引き?

菅総理の訪米直前になって、二階幹事長から「オリンピックをスパッと中止も」の発言が出た。「中止」という言葉は政府・与党には禁句だと思っていたのでビックリだ。 この発言の裏を勘繰ってみた。米国バイデン政権は中国に対して厳しい態度に出ており、台湾…

松山英樹選手とキャディーの早藤さんにあっぱれ!

松山英樹選手が念願のマスターズトーナメントに勝利した。2017年のブリジストン招待選手権以来ほぼ4年ぶりの勝利だ。感動したの一言に尽きる。日本人選手が世界を相手に戦って勝利するのは本当に励ましになる。 松山選手が2016年に優勝したフェニックスオー…

50年ぶりの安土城跡

いろいろ考えることもあり、奇跡的に予定が入っていなかったので、休暇を取り、墓参りに行ってきた。米原駅からレンタカーを借り、中村家の墓へと向かった。2011年晩秋にシカゴ行を決めるときにも、墓参して亡き母親に語りかけて心を決めた。2018年に日本に…

不正論文製造工場;砂上の楼閣、世も末だ!

先週号のNature誌に「THE BATTLE AGAINST PAPER MILLS」(不正論文製造工場との闘い)というタイトルのコメンタリーが発表されていた。 冒頭に「Some journals have admitted to a problem with fake research papers. Now editors are trying to combat it.…

日本から消えてしまった「風に立つライオン」

メスを捨てた後も、臨床に未練があった私は、さだまさしさんの「風に立つライオン」を聴くたびに胸に後悔が走っていた。 私は医学部卒業後1年半後、小豆島の内海病院に赴任した。夜間や休日に病院で当直をしていると、知らぬ間に緊張感が高まった。小豆島に…

「開催することが安全かどうかは科学に基づいて判断されなければならない」

「開催することが安全かどうかは科学に基づいて判断されなければならない」はバイデン大統領が東京オリンピック開催の可否について問われたときのコメントである。 日本のコロナ対策が科学的かどうかの答えは明らかであろう。人口当たりのPCR検査数は世界で1…

ヒトゲノム配列解読から20周年;ゲノムで医療は変わる

Nature誌が「ヒトゲノム配列解読」20周年記念特集をしている。20年前、日本のゲノム研究には追い風が吹いていた。その後、ゲノム研究は氷河期に突入し、ゲノム医療にも大きく後れを取っている。 ヒトゲノム解析計画がスタートしたのは、さらにさかのぼる1990…

森会長辞任;あまりにも敬意なき魔女狩り的バッシング

とうとう森会長が辞任に至った。これほどまでにバッシングが広がれば、耐えきれなくなったのも致し方ない。問題の発言をどう思うかと問われれば、時代錯誤だ、女性軽視だと返答するしかない。記者会見の様子も、火に油を注いだ感がある。スポンサーも、この…

すべてが科学・事実・真実に基づいて

AFPがアメリカ合衆国科学技術政策局の局長にMITのエリック・ランダー博士を指名したと伝えた。バイデン大統領の科学顧問にも就任するとのことだ。ネットを見ていて、面影のあるランダ―博士に目が留まり、このことを知った。 米国NIHの所長はフランシス・コリ…

米国の混迷;嘘・ごまかしはたくさんだ!

米国の大統領選挙の結末は見えない。投票結果はあと数日以内に出るだろうが、トランプ氏が結果を認めない限り、訴訟沙汰が続くだろう。 4年前の米国大統領選挙の投開票の当日、私はメキシコシティーにいた。元駐日メキシコ大使夫妻と夕食を共にしていた。大…

受けて立とうバイオバンクジャパンへの批判;出てこい東北大学

木下賢吾なる人物が、バイオバンクジャパン批判の文章を書いて配布している。 東京大学医科学研究所にバイオバンクジャパンのデータアクセスを批判する文章が私に手元に届いた。2020年の基準で、2002年に計画したバイオバンクのデータアクセス権を批判するな…

首相施政方針演説の不思議;2050年二酸化炭素放出ゼロ

2050年に二酸化炭素の排出をゼロにするそうだ。いったいどのようにしてこの方針が決められたのか、謎だ。習近平主席、プーチン大統領、そして金正恩委員長の発言ではなく、日本の総理大臣の発言だ。 本当に完全にゼロにするなら、化石燃料による発電所はゼロ…

乳腺外科医冤罪?事件

今、医療界で最も話題となっているのが、いわゆる「乳腺外科医冤罪?事件」である。手術直後の女性患者の胸を舐めたなどとして準強制わいせつ罪に問われ、東京地方裁判所では無罪となったが、東京高等裁判所においては「被害者が診察だと信頼した状況を利用…

Nature誌がバイデン支持を明確に!;私も意見を明白に!

今週のNature誌は、「Why Nature supports Joe Biden for US president」という、ちょっとびっくりするようなタイトルでバイデン氏支持を明確にした。「We cannot stand by and let science be undermined. Joe Biden’s trust in truth, evidence, science a…

危機管理は最悪を想定すべきでは?

台風15号の影響が大きく、千葉県の一部では依然として停電・断水が続いている。当初の東電の甘い復旧予測が、結果として、復旧の遅れにつながっているようだ。鉄道の計画運休も安全対策として重要だが、甘い再開予測が、月曜日の朝の大混乱につながってしま…

移動中のストレス

海外の学会からの招待が多いが、欧米には往復の時間を含めると4日間が必要だ。しかし、最近は忙しいうえに、定期的な会議があるため、この時間の確保が意外に厳しい。友人からの依頼であった場合、最悪の場合には1泊3日でも、とは思うが、この歳になると健康…

Will China lead the world in AI by 2030?

「Will China lead the world in AI by 2030?」というタイトルのコメントが先週号のNature誌に掲載されていた。AI(Artificial Intelligence)、人工知能は社会変革をもたらす技術であり、ヘルスケア、交通・輸送、コミュニケーションに大きな変化を引き起こ…

頭に来てもアホとは戦うな(2);アオリ運転犯人―高校の後輩とは?(;´д`)トホホ

アオリ運転がメディアを賑わせている。2-3回、画面を見たが、どうしようもない人間だと思うしかない。事情はよく分からないが、何処から見ても異常行動だ。私も40年前に、自宅に戻る途中で、蛇行運転していたトラックにクラクションを鳴らしたところ、幅寄せ…

74回目の終戦記念日

8月15日74回目の終戦記念日と呼んでいる敗戦記念日を迎える。11日の夜、NHKで「ガダルカナル」という番組を見た。ガダルカナル島で全滅した一木大佐率いる支隊に焦点を当てた番組であった。多くの兵士が戦闘ではなく、飢餓で亡くなったという事実は胸に突き…

TCR導入T細胞療法+医薬品輸入超過5年連続2兆円超か?

今年の上半期の貿易統計値が公表された。上半期の医薬品輸入額は約1兆4916億円に対して、輸出額は3642億円であるので、1兆1274億円の赤字となる。下半期の赤字も同程度とすると年間で約2兆2500億円の赤字になる。このままでは、5年連続の医薬品貿易赤字2兆…

日本の変な仕組み:学術研究会と製薬企業の事前検閲

日本に戻り、講演をする機会が増えた。がん診断・治療開発、プレシジョン医療、個別化医療、人工知能ホスピタルなど、多岐にわたって取り組んでいるので講演依頼が多いのかもしれない。自分たちの取り組んでいる研究、内閣府でリーダーとして行っているプロ…

できると思うから挑戦するのではなくて、やりたいと思えば挑戦すればいい

マリナーズのイチロー選手が引退した。その記者会見で「できると思うから挑戦するのではなくて、やりたいと思えば挑戦すればいい」との発言を残した。最近の若い人たちは「できそうにないので、難しそうなので、挑戦しない」という人が多いように感じている…

もうすぐ、あの日から8年

あと4日で大震災から8年になる。数日前のニュースで、被災地で独居老人の孤独死が続いているとの報道があった。こんな状況は予測されたことだ。家族を失い、家を失ったご老人には大きなストレスがあったはずだ。震災後、津波被害者の健康管理に重点を置くこ…

医療現場で失われているHumanity

昼過ぎから風もでて、寒くなってきた。ちなみにシカゴはどうなのかと思って、天気予報を見た。調べた時点での気温マイナス19度に体がすくみそうになったが、30日の予想はなんと最低気温マイナス30度、最高気温がマイナス24度だった。こんな所で、6回も冬を過…

日韓レーザー照射問題;日本人の誇りと矜持を賭けて断固戦え!

毎日新聞に「防衛省は21日、韓国海軍駆逐艦の火器管制レーダー照射問題を巡り、韓国側との協議を打ち切ると発表した。」との記事が出ていた。レーザーが照射されたのかどうか、真実は一つしかないはずだ。常識的に、日本政府と韓国政府のいずれかが嘘をつい…

BSフジ「プライムニュース」に出演して

テレビ出演が終わった。周りから「生放送ですよ!」「言った言葉は消せませから!」「中村先生、お願いしますよ」と何回も脅かされていたので、最初はかなり緊張していた。私の普段の言動は、余程、過激らしい。しかし、キャスターの方もしっかりと予習をし…

運動量をウエアラブルな装置でモニター

台中での学会で、運動量(歩数)をスマートウオッチで計測した結果に関する発表があった。数十万人分ものデータで、まず、女性の方が男性よりも歩数が少ないこと、20-30歳代をピークに加齢とともに運動量が落ちること、ニューヨークなどの公共交通機関が発達…

久しぶりの米国、久しぶりの弟子との出会い

6月にシカゴを離れてから、初めて米国にやってきた。といっても、日曜日の夜遅くに羽田発でロサンゼルスにきて、水曜日の朝5時に羽田に戻る強行軍だ。大事な案件は、顔を合わせて話をすべきであると考え、短い合間をぬって会議に参加したものだ。ビデオ会議…

調和と融合の日本癌治療学会

日本癌治療学会で特別講演をした。このような機会を与えていただいた会長の野々村祝夫先生に感謝である。講演の冒頭に、「この大会のテーマが『調和と融合』なので、私が適任かどうか、躊躇した」とジョークのつもりで言ったが、全く受けなかった。講演後に…

仙谷由人元官房長官逝く

仙谷元官房長官が肺がんで亡くなられたと報道されていた。55歳を過ぎた後の私が波乱万丈の人生を歩むことになったのは仙谷氏の影響が大きい。2010年に、国立がんセンターの研究所長に就任したが、このきっかけが仙谷先生との出会いだった。しかし、人間関係…